2025.06.26
こんにちは!福岡テクノスの広報担当です。
前回のコラムでは、「脱衣室まわりに室内干しスペースを設けたい」というニーズの背景と、洗濯動線を効率化する工夫についてご紹介しました。今回はその続きとして、“洗濯後”の作業である「畳む」「しまう」に焦点を当てた空間設計についてご紹介していきます。
洗濯物は、洗って干して終わりではありません。
乾いた衣類を「畳む」「アイロンをかける」「所定の場所へ収納する」など、家事はまだまだ続きます。この「仕上げ」の工程をどこでどう行うか。ここが暮らしやすさに大きな差を生むポイントなのです。
カウンターがあるだけで家事はグンとラクになる
「洗濯物を畳むスペースがなくて、いつもダイニングテーブルが占領されてしまう」
「リビングに畳んだ洗濯物がしばらく置きっぱなし」
このような経験はありませんか?
実は、こうしたお悩みは「畳む場所が決まっていない」ことが原因になっていることが多いのです。そこで福岡テクノスでは、脱衣室やその周辺に「洗濯物を畳むためのカウンター」を設ける設計をご提案しています。折りたたみ式のカウンターを壁付けで設置したり、可動棚の一部を作業台にしたりと、スペースに応じたアレンジも可能です。
ちょっとした作業台があるだけで、「洗濯物をどこに持っていくか」を考える手間がなくなり、その場でサッと片付きます。同時に「干す→畳む→しまう」が近接していることで、洗濯の一連の流れが1カ所で完結できるのも大きな魅力です。
収納計画こそ、家事の効率を左右するカギ
作業スペースと並んで重要なのが収納の位置と量です。洗面・脱衣室の近くに収納を設けると、以下のような利点があります。
・タオルや肌着、パジャマなどの使用頻度の高い衣類をすぐ取り出せる
・家族の洗濯物を「その場で畳んで、それぞれの引き出しにしまう」ことができる
・洗剤や洗濯ネット、アイロンなどもまとめて管理でき、家事動線がコンパクトに整う
福岡テクノスでは、「脱衣室+室内干し+収納」のトリプル機能を持つ空間を設計に取り入れることで、毎日の“面倒”をスムーズに変える工夫をしています。収納棚の奥行き、高さ、使う人の身長や利き手までを考慮して、ご家庭ごとの暮らし方に合わせた提案を行います。
「子育てで毎日洗濯が山のよう」「共働きで家事をする時間が限られている」
こうした方にとって、家事をいかにラクに回せるかはとても大事なテーマです。そして実際に暮らし始めてから「やってよかった」と感じるのは、キッチンやリビングよりも、こうした家事の裏方の空間だったりするのです。
福岡テクノスでは、こうしたリアルな生活動線を大切にし、単なるスペックや見た目だけでなく、使いやすさに寄り添った家づくりをご提案しています。
次回は、ランドリールームやファミリークローゼットとのつながり方、さらに快適性を高める「湿気対策」の工夫などについても触れていきます。どうぞお楽しみに!