2025.06.17
こんにちは!福岡テクノスの広報担当です。
前回のコラムでは、「広くて開放的なリビングを叶えるには、構造から考えることが大切です」というお話をさせていただきました。木と鉄を組み合わせたテクノストラクチャー工法により、柱を減らしても耐震性を保ち、大空間リビングを実現できるというのが最大の特徴です。
でも、ただ広いだけの空間にしてしまってはもったいない。今回は、「大空間を快適に暮らすための工夫」や、「暮らしの中で実感する良さ」について、もう少し掘り下げてご紹介します。
大空間リビングがあると、こんなに暮らしが変わります
家族が集まるリビング。そこがただ広いだけでなく、「心地よい空間」として成立していると、毎日の生活そのものが変わっていきます。
たとえば、あるお客様は「子どもがリビングでのびのび走り回る姿を見て、こういう家にしてよかったと実感しています」と話してくださいました。柱や壁が少なく視界が抜けるリビングでは、お子さんの様子も見守りやすく、安心感も格段に高まります。
また別のお客様は、「友人家族とホームパーティーをすることが増えました」とのこと。大人がキッチンで料理をしながら、子どもたちはそのままリビングや隣接の和室で遊ぶ。ひとつながりの空間だからこそ、にぎやかさを受け止められる柔軟さが生まれます。
そして何より「将来にわたって自由に使える間取り」という点でも、大空間リビングは大きなメリットを持っています。家具の配置がしやすく、将来的な模様替えやリフォームにも柔軟に対応できます。
快適な大空間には、「設計の工夫が必要不可欠
ただし、空間を広げれば広げるほど、いくつかの課題も出てきます。たとえば、
・冷暖房効率が落ちてしまうのではないか?
・音が響いて落ち着かないことがある?
・天井が高いと掃除が大変なんじゃないの?
こうした不安をしっかり解消するために、福岡テクノスでは建物の断熱性・気密性・換気計画をトータルに設計しています。高性能な断熱材や樹脂サッシを標準採用し、冷暖房の効きやすい構造を実現。加えて換気システムを導入することで、常にきれいな空気を循環させながら、温度や湿度のバランスも快適に保てます。
また、吹き抜けや高天井のある住まいでは、「空間が広がる=掃除がしづらい」というイメージを持たれる方もいますが、最近ではメンテナンス性に優れた建材や、昇降式の照明器具・窓まわり設備を取り入れることで、日常的なお手入れの負担も軽減可能です。
「広いリビングにしたい」と一口に言っても、大切なのはその「広さ」をどう活かすかという視点です。冷暖房効率やメンテナンス性などをきちんと設計の中に取り込むことで、広さは「負担」ではなく、「快適さ」に変わります。
そして次回のコラムでは、さらにもう一歩踏み込んで、「リビングを中心に、どんなふうに居場所を広げていくか」というお話をしていきます。
暮らしの中に「余白」をつくることが、家族の時間や心の豊かさにつながっていく…。
そんな空間づくりのヒントをお届けします。どうぞお楽しみに!